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2013.04.19 Friday
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昨年来の「課題図書」だった
『日本の雇用と労働法』(濱口桂一郎:著、日経文庫)
ようやく読み終わりました!
どっかの大学の授業でも使われているのか?なんかで
かたっ苦しい本ではありますが…w
書いてあることは、かなり基本的なものだと思いますが
同時に重要な論点もいくつか記されていたように思います。
この本では、根幹となる考えとして、
「メンバーシップ」と「ジョブ」
2パターンの雇用形態を用いています。
「メンバーシップ型雇用」は
会社の一員=メンバーとして雇用を行うもので
日本の終身雇用などはこの典型とされています。
一方の「ジョブ型雇用」は
職種に基づく雇用契約が主で
これは欧米では一般的な形態です。
本書では、この2つの形態を軸にしながら
日本の厳しい解雇制限の実態や、労働組合と経営の関係、
成果主義の挫折や非正規雇用問題などを概観しています。
社労士試験には直接出題されることはないかもしれませんが
知識としては重要なものではないかな、と感じます。
昨年、労一で涙をのんだ方も
気分転換に、この本を読んでみても
いいかもしれませんね。